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嵯峨塩館、甲州感溢れる宿 [甲州]

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嵯峨塩館に投宿。
甲州、大菩薩峠近く、中央道笹子トンネルの上、大月と勝沼の中間、山の上。
温泉ではない、鉱泉、強アルカリでph10.2。
かつては嵯峨塩温泉といい、日本秘湯を守る会に入っていたが、温泉法による温泉定義から外れたため、嵯峨塩鉱泉として、守る会からは抜けているらしい。
だが、そんなことはどうでもよい。
強アルカリの素晴らしい鉱泉であり、御婦人のお肌もおっさんのお肌もスベスベにしてくれるいい「温泉」だ。
行けば分かる。

我が白岡からは圏央道開通により、白岡菖蒲までものの10分。
そのまま八王子インターから中央道へ乗ればいいだけのこと、なんだが、
運転下手で首都高超苦手の次郎氏、
ここ右車線ですよ、というところを左へより、
あ、右車線だと分かっても、ジャンクション合流渋滞している車列に、図々しく、入れて〜と出来ないタチで、
右車線から中央道大月方面行くべきところ、左車線から八王子方面へ逆走、
八王子で一回降りて乗り直す羽目に。
昔のナビで、圏央道未開通の案内だから、ナビが悪い!
ナビは大月インターで降りないで勝沼まで行って戻れというし。
でも、大月で降りて下道行くのが分かりやすい。

山の上。
携帯繋がらない。
うちはauだけど、山登り始めると電波消える。
ドコモはつながる場合があるとかないとか、白い犬はダメだとか、まあ、繋がんないので、
たまにはネットと断絶した一夜を過ごすつもりで。
でも、なんかあると困るので、兄弟にはメールで旅館の番号くらいは伝えておいたほうがよいかも。

山道、標高高いからまだ桜満開

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そういえば、山登る前の下道でも、道の駅に満開の枝垂桜

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見納めしつつ、

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笹一という屋号の酒蔵覗いたりもしつつ、

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渓流眺め〜の

たどり着く

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湯の歴史は百年以上らしい

熊の剥製がお出迎え

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旧い、歴史のある、いい雰囲気ですよ。
よく、古いだけで、ボロ屋になってて、もうちょっとなんとかしたらと苦笑しちゃうようなところも、昔、行ったことあるけど、ここはちゃんとしてますよ。

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14時チェックインで、ほんのちょっとだけ早く着いたら、ルンバが掃除中でした。
が、ルンバで手を抜いてるわけではなく、廊下は立派に黒光りしてましたから、隅々まで手入れされてます。

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ここは部屋で喫煙(空気清浄機あり)できますが、ロビーや囲炉裏スペースでもokなんで、
久々に、愛煙家も肩身の狭い思いをせず。(だからといって、偉そうにしてはいけません)

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部屋は和室、12畳位だけど、江戸間じゃないので、江戸間換算なら14畳以上に感じます。

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バルコニーもあって、

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その下は渓谷です。

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山は季節柄、枯れてますけど、紅葉するってことです。

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テレビはBSも映るし

ちょっと写りは悪いけど、柿羊羹

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お湯は鉱泉。
アルカリ。

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檜風呂です、いい香がしました。

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露天風呂

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湯口も風情あり。

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目線

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洗い場も、蛇口、シャワー型だけでなく、湯船へ注がれるお湯をかぶる。

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男女入れ替え

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共に露天風呂付き

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他に、空いてればいつでも入れる貸切も。

写り悪いけど、お茶、薫ってましたよ。

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風呂上がりに一杯

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夕食は食事処

全部で11組?だったかな。
板の間系と、座敷系に分かれてた。
アホな団体さんはいなかったので、心地よい賑やかさ。

お品書きはなく、年、2パターンのコース表と、あとは細かく口頭で説明。

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最初のセッティング

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生野菜なんだけど、地場もの。蕗味噌だったかな、和風バーニャカウダ、絶妙で美味かった。

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鴨のしゃぶしゃぶ

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鴨も美味いが、野菜も山菜も美味かった。

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美雪鱒のお造り、卵付き

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アマゴの朴葉蕗味噌焼

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アマゴ、い、い、で、す、ね~~、頭もいけます。
岩魚、鮎もいいけど、山女魚、あまご、いいですね〜。


ジャガイモのバター蒸しって、ちょい上品なジャガバターですね。

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天ぷら、葛餡かけ

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豚角煮に、なぜかお粥添え、?と思うけど、意外にあいます。

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キウイの冷たいスープ、って? これがお口直しなんだけど、確かにお口直しになります。


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順番、逆で、お口直しの後に、角煮と天ぷらで、

〆のご飯物

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筍御飯に手打ちうどん
筍御飯はお代わりできます。
右上のお椀は、大根とフカヒレの卵寄せ、茶碗蒸しみたいな感じです。
あと、赤出汁。

デザートも手抜き無し

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熱燗3合ほど飲みました。


食後は、朝夕、ともに囲炉裏スペースでコーヒー(よくあるユニマ的な)。
夕食後には、食べたりなければ餅でもどうぞ。

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朝食

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木の器で五点盛の山菜とか佃煮とか、南瓜のほうとう風味噌汁

甘露煮

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つみれ鍋

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美味かったですよ、これ。出汁が良かった。

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サラダも山菜入り

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御飯もいい感じのお櫃だったし。

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朝にもデザート

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器はコーヒーゼリー、添えてあるのはぶどうの、半分凍らせたの。
甲州だけに。
ぶどうも、そのまんまじゃない処がいいですね。


ということで、
山里の、田舎の、美味しい料理でした。
和食職人系という感じの変な小細工ではなく、地場感がとても良い、もちろん美味しい料理でした。
あまり食べたことのないものも楽しめたしね。
お湯も、鉱泉ですから加温ですけど、掛け流しているようで、
湯上り感も、ほのかな硫黄泉上がりのような温まり感もあり、良かったです。

帰り、大女将さん、かなりご高齢でしたが、見送ってくれて、
女将さんも愛想良かったし、
従業員さん達もてきぱきやってたし、
いいとこじゃん!
でした。

本館は木造ですけど新館は鉄筋なので、足音とか隣うるさいとか無し。
寛げます。

嵯峨塩館

HPはこちら

甲州感溢れる宿でした。



船山温泉と蕨屋次郎生誕52周年記念 [甲州]

9月11日

3月11日の大震災から半年、
わが愛猫のジロー君が逝ってから1年、
9・11事件から10年、

そして、私が生まれてから52年、

そう、蕨屋次郎生誕52周年記念日です。

また、歳をとってしまいました。

寄る年波は、けっこう重いですが、なんとかやっております。


さて、誕生記念に船山温泉へ行ってきましたよ。
今年2回目。1回目は1月に、みーしゃさんのお友達2名をつれての楽しい旅でした。
私は5度目、みーしゃさんは6度目。

最近、めちゃっくちゃ忙しく、前日も夜遅くの帰宅で、土曜日は7時過ぎ起床。出たのは8時でした。
桶川から圏央道が中央道までつながっているので、埼玉から行くのはずいぶん楽になりました。この圏央道は、そのうち、白岡菖蒲までつながるので、そうすれば、家から10分もすればもう高速です。

船山へ行くには、中央道河口湖から降りて、山越へで下部、身延へ抜けるルートか、中央道を甲府まで行って52号を下るルートの2通り(東名から行く道もあるけど)。
今回は、河口湖でランチして、湖をドライブしてからいこうということで、河口湖ルートにしました。

当初の予定は、某フレンチだったんだけど、開店時間ちょい前から1番で並んだんだけど、団体予約が入って、本日は入れませんだと!数組がむっとしつつ、退散しました。うちもその一組。フレンチはやっぱり予約が必要だね。でもね、団体さんはとってほしくないね。HPにも「予約をおとりください」って出してないしね。いけません、そういうのは。

で、どうしたかというと、お蕎麦屋さんをめざしたんだけど、どうも、これ、外しそうだと直感してユーターン。うまそうなパン屋さんにしました。

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これが大正解!

パン屋さんの名前はレイクベイク。

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持ち帰りの他、食べるスペースもあります。

買ったパンにコーヒーをセットにして、席につくと、店員さんが、パンをあっためて、食べやすく切ってくれて、バスケットにおまけのパンもつけて運んでくれます。

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レイクサイドビューで、とっても気持ちのよい空間でした。

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パン工房もガラス張りで、性格の良さそうなお兄さん方が焼いてました。

ポテトグラタンのパンがお勧め。

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フレンチ屋さんでのむかつきも解消、災い転じて福。結果オーライでした。


河口湖には、20年前、女房と初めて泊りがけの遠出をした思い出も旅館があります。

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そんな、べた褒めするようなところではなかったんだけど、昔と変わらず、たたずんでいました。
悪い印象はありません。展望風呂はよかったはずです。
料理の記憶はほとんどありませんが。


なんだかんだ、河口湖を2周しました。

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季節はずれというか、走りというか、一部、紅葉してました。早すぎる気がするけど。


河口湖から、西湖、本栖湖

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中央道をひたすら甲府まで行くと、景色も単調だし、52号の下りも長いし、飽きてしまうけど、河口湖経由コースは景色もいいし、変化もあるし、峠越えもそんなにハードではないし、お勧めです。


船山到着

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いつもの船山です。

駐車場までお出迎えしてくれて、
ちょうどいい愛想のスタッフと久しぶりに再会して、
なんか、「ただいまぁ」という感じです。

いつものロビー

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いつもの廊下

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和みます。


今回は、215号室。
船山史家ことジャンキー氏がよく泊まる部屋だそうで。

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ベットルームです。

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お食事処の真上で、角部屋だから雑音もなく、

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窓からの眺めもよく

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早速、温泉へ。

貸切風呂が2つと、男女それぞれの大浴場。

(貸切その1)

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(貸切その2)

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(大浴場)

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(大浴場の露天、瀧の眺めつき)

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ここは加温循環ですが、ペーハー7.9から8.0で、お肌すべすべです。
最初に入った感触は、やや硬めのお湯、と言う印象なのですが、ニ度、三度入ると、お肌コンディションが上がってきます。
うちらも、かつて、全国でニセ温泉騒動があったときには、源泉掛け流し至上主義者でしたが、最近はそれぞれのお湯の良さを堪能してます。温泉宿には伝統も縁もあり、船山のようにいいお湯を守っている宿が好きです。

夕食はいつもの食事処でいつもの船山豪華定食。

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館主が「あと、6時間ですね?」と、茶目っ気たっぷりで顔を出してくれました。

食事を運んでくれた女の子には「出身は秋田かい」とご挨拶。昔、人事やってた時の部下が秋田で、ほっぺ乃感じが似ていたものでね。 地元出身らしい。

六点盛り

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岩魚のお造り

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お気づきですかね? そう、クレソンがない。どうも最近、地生のクレソンが元気なくなってしまい、今、植え替えの最中だそうで、「皆さんに、言われるんですよ」だって。
ここのクレソン、大好きでね。ひょっとしたら、岩魚よりクレソンが好きなのかもしれないと思うほどで、いつも、ほとんど残さずに、刺身のツマであるクレソンを食べるんですけどね。


猪鍋

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そうそう、バースデー・プランなので、シャンパンがつきました。

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岩魚の素揚げ

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最近は塩焼きではなく、これにしてもらってます。

甲州ワインビーフ

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定番ですね。
最近は、出荷停止の国産牛が相次いだので、オージーばかり食べていたので、久々の国産牛でした。


トマト

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お蕎麦

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鮎と梅の釜飯

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デザートの蕨餅とぶどう

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腹いっぱい、幸せ一杯な食事でした。
シャンペンの他、熱燗を3合、飲みました。

これで出来上がり。
即効で、8時頃に爆睡です。

朝風呂浴びて

すがすがしく、たらふく贅沢な朝食

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六点小鉢

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虹鱒の塩焼き

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茶粥

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茶粥は、たっぷりの梅肉と混ぜて

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鍋の味噌汁

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その場で作る豆腐

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デザートに豆乳プリン

みーしゃさんは、茶粥おかわり、
私は茶粥を1杯と、みーしゃさんに温泉卵をもらって白飯にダブル温泉卵掛けご飯にしてがっつり頂きました。


毎度、同じような料理なんですけど、季節替わりでいろいろ出てくるのもいいけど、定番の船山膳を目指して、これだよね、と言いながら、年に1、2度、たずねるのも、いいものです。

せっかく、いい旅館だったのに、料理長が代わって質が落ちてしまうと、宿の価値も伝統も一発でなくなってしまう。船山は今の味わいを、しっかり守っていって欲しいなと願っています。これでいいんです。だから、フアンも多いんです。そろそろ、飽きるかなあ、とも思っていたんだけど、飽きませんでしたよ。また、来年かな。
その前に、みーしゃさんのお友達夫婦が紅葉目指して予約入れているそうで、楽しんでもらえると、嬉しいですね。

ささやかな紅葉が、船山でも、始まっていますよ。

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9時にチェックアウト。
一人、17900円に飲んだりして、2人で4万円弱。

帰りも本栖湖経由で。

談合坂SAにこんなものが

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やりすぎでしょ。楽しくて良いけどね。

ではまた。
次は北関東の某宿、だそうです。






























船山温泉、四人旅 またご常連を増やしてしまいました [甲州]

1月15日、山梨県は船山温泉へ投宿。

今回は女房の幼馴染の同級生2人を加えた4人旅。
この4人では過去2度、伊香保のぴのんに行ってます。
三人の子持ち主婦と、昨年めでたく伴侶を得たOLと、わが女房の3人組は、まあ仲の良いこと。

圏央道で桶川から中央道までつながっているので、朝7時に白岡を出発、9時に八王子で2人を拾い、渋滞もなく中央道へ入り、甲府南では降りずに双葉JCTへ進み、そこから建設途上の中部横断道路で増穂まで行ってから52号に降りるというルート。
甲府南からのほうが直線距離は短いのだけれど、下道よりはこっちのほうが早い。
いずれ、身延ICが出来るので、そうなれば圏央道も久喜まで延びるので、我が家からは30分もしないで高速に乗り上げ、そのまま船山までいける。まあ、だいぶ先の話だけれど・



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桜の季節でもないし、新緑でもなく、紅葉の時期でもないので、ひっそりと冬枯れした山里の一軒宿という風情。周りには何にも無いけれど、宿がいいから、宿目当てでいくからそれでいいのだ。

この日、裏日本は大雪。船山近辺もそうとう寒かった。
池の鯉も寒そうでしたよ。

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内船駅の焼ソバ屋・こばやしでイカ焼ソバを買い込み、船山にはちょっと早く、12時20分頃についてしまったので、ロビーで待たせてもらった。船山温泉のチェックインは1時なんだけれど、時間つぶすにも、まわりには何にも無いし。船山にはコーヒーあるし、ゆったりしたロビーで待つ分にはストレスもない。

ちょっと早すぎたんで、中で待たせてもらってもいいかい、とお願いして入れてもらった。

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籐の椅子も、船山の風情

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せかしたわけではないが、ちょっと早めに入れてもらった。
スタッフの皆さん、すいませんね。

部屋は210号と211号の続き。

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私たちの泊まった部屋は、布団を敷いておいていただいた。

ここもついに地デジ対応となりましたよ。

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甲府の新B級グルメの鶏モツ煮が夕食のオプションで追加できるようになってました。うちは女房がこの料理得意なんで、今回は頼まなかったけれど、きっとうまいと思います。

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早速、お風呂へ。

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一番風呂なんで、ゆったりのんびり。
ここは100%源泉掛け流しではないのだけれど、泉質はいいし、温度もいい、掃除も行き届いているし、景色もいい。

露天はちょっと寒かったですけど。

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女房たち3人組は貸切で長湯してました。

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ひとっ風呂浴びて、女房たちは女子会。
私はのんびりと昼酒のんで転寝。
なにしろ、女3人集えば延々とおしゃべり。夕食まで、しゃべくりまくっていたみたいです。

夕食は4人なので、個室。

自家製梅酒で乾杯。

前菜はクレソンのお浸し、菜の花と椎茸、大根のトマトソース


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クレソンのお浸しは食感もよく、
大根のトマトソースも評判よく、

先付けは新百合根饅頭

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よくある百合根饅頭とは違い、もちもちのふわふわの食感で、これ、良かったです。

お造りは定番の岩魚

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相変わらず、美味しい! ここにくるお目当てのひとつがこれ。
お造りおいしーっと、初訪の主婦も絶賛、

私は刺身のツマの大根もクレソンも、粗塩やわさび醤油をつけてつまみます。そうそう、ここのわさびは地場の本山葵です。ちなみに、今回は熱燗を5合、飲みましたよ。

猪鍋

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これも定番ですね。コレステロールを溶かしてくれる猪の脂は、メタボなおっさんには貴重です。


岩魚の素揚げ

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基本は塩焼きですが、今回も素揚げを所望。
会津の湯神では鮎でから揚げのあんかけにしてもらったりしますが、あちこちで岩魚の塩焼きを食べていると、時々飽きるので、こんな感じで素揚げにしてもらうんですが、素揚げなら女性も頭から丸ごといけます。他の宿も、焼き方も最初からチョイスできるといいと思いますよ。

一匹だけ、ちょっと塩、効き過ぎのがいましたが、ご愛嬌。
小鉢が2つ、ついていたんだけれど、これが妙に美味しかった。けど、なんだたっけ、忘れた。


お肉は甲州ワインビーフのサイコロステーキと

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追加でワインビーフのタン

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追加料金1皿1500円。
焼き過ぎないように、さっと焼いて食べるのが美味しいタンの食べ方だと、このあいだ、牛角の若社長がテレビで言ってましたが、船山のお品書きにも「レアかミディアム」と書いてあります。まあ、基本ですね。私はこれも山葵醤でいただきます。

すいません、熱燗もう一本、と思わず追加。酒が進みます。


変わり物として湯葉寄せ豆腐

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レンコンが練りこまれていました。
以前に、ほうれん草を練りこんだ豆腐にトマトソースのかかった変わり豆腐が出ましたが、なにか、変わり豆腐にこだわりがあるのかなあ、と思いつつ。
すっきり、シンプルな冷奴が好みなんだけど。
冷奴といえば、尻焼温泉の「白根の見える丘」でだされた、名水にこだわった豆腐、あれは良かったと思い出したり。

ご飯は鶏肉とむかごの釜飯。

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おなか一杯、食べ切れなかったので、むかごご飯はおにぎりにしてもらって、夜中に目覚めたときにいただきました。

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デザートはシャーベットと柿

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ほんと、おなか一杯、酔いもまわり、私は8時には寝入ってしまいましたが、女子会は深夜まで続いていたようです。


朝風呂

6時にはすっきりとお目覚め

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大浴場は男女入れ替えなので、こんどはこっち。

ついでに、貸切風呂もあいていたので、入りました。

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貸切風呂が二つ。別料金をとらずに、あいていれば内鍵かけていつでも入れるというのは、いちばんのサービスです。普通の旅館は別料金をとるところが多いのですが、そういうのはちょっと気持ちが退きます。

バスタオルも手ぬぐいも浴場に備え付けてあるので、手ぶらでいけるのが、ほんと、心地よいです。アメニティーも充実しているし、掃除も行き届いているし、至れり尽くせりです。


朝風呂あびて、さわやかに朝食。

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この圧倒的な朝食が、この船山温泉へ来るお目当ての、たぶん、最大のポイントかな。

真ん中に並ぶ、三つの鍋

茶粥に

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豆乳から作る出来立て豆腐に

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たっぷりの味噌汁

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小鉢6点盛り

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温泉卵で白飯を一杯

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朝から虹鱒

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デザートもついて

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堪能しました。


三人娘(?)のうち、女房と新婚のKちゃんは、一昨年に船山へ電車で行っているのでKちゃんはこれが二度目。
今回の宿泊も良かったみたいで、今年の秋には、誕生日プランで旦那の誕生日近くに2人で来ると予約していた。これでまた、船山の常連さんが増えたかな。

ひとり、15143円。休前日料金割り増しもなく通年この値段。(税別)
ワインビーフのタンを追加し、お酒飲んで、2名、4万円でお釣りが来る。

この料金で、これだけのサービス。
だからここは人気があある。
2万円台後半だせば、もっと高価な食材や重厚な朝食を出すところもあるが、この値段でここまでやっているのは、ベストパフォーマンスだと思う。
地場性もいい。
ベテランの仲居さん、Tさんの感じもよくて、女房も私も、このひとを見ると、なにかほんわかする。
いい感じのスタッフとのひとことふたことが、実はとても大事なことだけれども、ここにはそれもある。

館主の若旦那も、相変わらず、キリっと、いい味だしてました。
この場所で、この条件で、やるべきことをやり、いい宿にしましたね。

また、行きます。







いい旅、夢気分な船山温泉、桜満開! [甲州]

桜咲く船山温泉に投宿。

私は一年半ぶり三回目、女房は一年ぶり四回目。
去年の春彼岸に私は札幌に墓参り、女房は友達と船山に、という事で女房は一回多いんだ。しかも、前回の春彼岸に桜が上手い事咲いたという。紅葉の船山は素晴らしいが桜の船山もまた素晴らしいと、随分前から予約していた次第。

東北道久喜インターの近くに住んでるんだから、東北道、首都高、中央道で行けばいいんだろうが、首都高は苦手だし、八王子まで混む。そこで、白岡から関越の川越インターまで下道、鶴ヶ島から圏央道で八王子、そのまま中央道で甲府南、のつもりだったんだけど、ぼやぼやしていて甲府南を降り損なった。でもそのまま進んで中央横断道路、白根インターまでオーバーラン、そこから52号で身延を目指す。

12時半に小林食堂到着。B級グルメで有名らしい富士宮焼きそばを買い、12時40分に船山温泉到着。

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直ぐに宿の係が「お待ちしておりました」と出迎えてくれる。チェックインの13時までロビーで若旦那としばし歓談、私は宿周りの写メ撮りなどしつつ。

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なんでも、いい旅夢気分の取材が来ているそうで。ジュディーオングとトメ福留らしい。撮影陣とおぼしき人もチラホラ。撮影には3日かかるそうだ。

そんな事には興味なく、チェックイン、早速、富士宮焼きそばを食べ、一番風呂へ、と温泉に向かったのだが、2つある無料貸切風呂の一つが使用中。まさかジュディーオングが?というわけでもないだろが、もう一つの方へ入浴。

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適温適温!砂防ダムで滝になっている敷地内の渓流も水量多く、対岸の桜を愛で、ゆったりと長湯。

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ついでに、湯船につかりながらケイタイで「船山温泉到着」の第一報ブログなど買いたり、あ、ジャンキーさんが朝からコメント来てるわ、とかチェックしたり。

部屋に戻って日本酒で一杯やる。昼間っからやる酒はなんとも言えない至福。

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今回とれた部屋は210号室。7.5畳の和室。マッサージチェア一つ。

窓から見る庭の景色もよい。

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風呂入って一杯やって昼寝したいから、布団は先に敷いておいてくださいと頼んである。

茶菓子は洋風生地に中の餡がイチゴジャムという風変わりな饅頭。

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4時過ぎまで昼寝して、夕食前に二度目の入浴。

6時に夕食開始。

庭の見える端っこの個室。

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酒は熱燗二合、女房はなんかソフトドリンク。

大好きな岩魚の刺身てんこ盛り。

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岩魚もいいが、ツマのクレソンが好きで、わさび醤油をちょっと付けては全部平らげた。ツマの大根も好きで、半分近く食べた。

三種盛りの前菜をツマミに酒も進む。

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虹鱒の稚魚の素揚げの蕗味噌あえ、山菜生春巻き、タケノコと蕗の薹の木の芽あえ。


先付けのお椀は山菜饅頭。タケノコと菜の花が入ったあんかけ、これは美味かったなあ。

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焼き物は岩魚を塩焼きではなく素揚げにしてもらった。

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塩焼きが一番シンプルで美味いのだが、温泉旅館巡りしていると塩焼きばかりに出くわすのでたまには変化球が欲しくなる。

鍋は定番が猪鍋だが、これもたまには変化球という事で鶏鍋にしてもらった。

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鶏は煮すぎないように気をつけつつ、美味しいいただきました。

追加の甲州ワインビーフはタン。

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食べごたえバツグン。

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ガッツリ焼いてわさび醤油、さっと焼いて塩レモン、両方好きです。

蓬豆腐。

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よもぎの香りはいいんだけど、これは満腹の上でさらにご飯食べようとしていたので、?、残った。

満腹。でも、ご飯はまだ入る。タケノコの釜飯。

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岩魚の刺盛りに付いてきた浅葱と、ワインビーフ焼いたときの粗塩、わさびなどちょっと散らして二膳。

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ライチプリンのデザートは女房に差し上げる。

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満腹。満足。ヤッパリいいね、船山の晩飯は。腹いっぱいでソッコー寝ました。

朝は7時前に起床。

貸切で朝風呂につかり、ドリップコーヒー持ってきて朝の一杯。

8時から朝食。

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これぞ最強の朝飯!

中央に定番の鍋三つ。味噌汁、その場で仕上げる豆腐、茶粥。

小鉢が6つ。

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あと、タケノコの煮物、温泉卵、虹鱒の塩焼き、デザートまでつく。

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茶粥を二杯、温泉卵かけで白飯を一杯、朝から三膳飯。
素晴らしい!

11時まで居られるんだけど、自宅の猫達も心配だし、とっとと帰るのが蕨屋流、という事で、8時半にチェックアウト。


ジャンキーさんからよろしくとのことです、と伝言をいただく。メールでもきてたのかな。
船山、湯神、蕨屋の愛しき温泉旅館はジャンキーさんのおかげかな。ジャンキーさん、どうも。堪能しました。今度は紅葉の船山、とその前に6月の湯神。とその前に激安ものを2つ。
蕨屋の温泉三昧はまだ続く。


船山到着! [甲州]

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船山到着!
桜、七歩咲

いい旅夢気分、のロケやってるそうな。
あぁ癒やされる。
貸切露天風呂から第一報でした。
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