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冬はやっぱり鮟鱇鍋の山海館 [千葉茨城]

2月11日、北茨城にある磯原温泉へ行ってきました。
茨城というのは、あんまり温泉がない。つくばエクスプレスでちょっと注目された筑波山に温泉があるのと、日本三大滝の「袋田の滝」があるところに袋田温泉というのがあるけれど、あんまりたいした温泉ではない。あとは北茨城にちょこんとある。県境から福島へちょっと越えたところにいわき湯本温泉という、結構泉質もよい、源泉掛け流しもやっている温泉郷があるが、その手前の茨城側にあるのが、今回行った磯原温泉というのと、五浦温泉の二つ。

磯原温泉の山海館。
関東近郊の一度は行ってみたい宿にも常にリストアップされている。
BSフジの「温泉に行こう!」にも登場する。
太平洋に面した温泉地。売りは絶景オーシャンビュー。たまに、12チャンネル系の「いい旅夢気分」にも出てくる。
何年か前にここへ泊まりたいと思って予約を入れようとしたらあいにく満室で、となりにある「としまや・月浜の湯」というところに泊まった。そこも「一度は、、、」に出てくる温泉で、料理自慢。そのときもアンコウ鍋を食べて、確かに中々良かったんだけれど、残念ながら、眼前のオーシャンビューの左3分の1が、この山海館に邪魔されて見えないというロケーション。それで気になってしょうがなかった。ようやく、念願かなっての投宿。

外環道に乗って常磐道。行きはいわき湯本温泉に立ち寄りして、いわきラ・ラ・ミューという海鮮市場でお買い物して、「アクアマリン福島」という水族館によってから山海館へ行くというルートだったので、常磐道はいわき湯本まで一挙に突っ走ったが、道中、余りこんでなくて2時間かからなかった。
いわき湯本の話はおいといて、山海館

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 鯨の尻尾のモニュメントが目印。
 鯨と言えば、近場の大津港では鯨やイルカも摂っていて、海鮮市場の回転寿司で「クジラ」の握りを頂いたが、懐かしい味がした。イルカの肉も売っていた。買わなかったけど。
 ロビーはぶち抜きガラスの絶景オーシャン・ビュー。天気よすぎで逆光強くて撮影不可。

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 部屋は全室、オーシャンビュー。泊まったところは7畳半の和室+αの部屋。狭くても絶景ですから高い。

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 波が打ち寄せます。
 太平洋側だからサンセットはありませんが、日の出はすばらしい、海面が光り輝きます。
 当日は満月2日前でほぼまん丸でしたが、月夜もいけます。天気がよければ月の光が海面に筋を造り、月の道ということですが、今回はすぐに雲に隠れてしまいました。

 夕食は部屋出しです。

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 最初に先付けとお造り、常陸牛の陶板焼き等が並びます。
 お造りはマグロも大トロ、海老には金箔がまぶしてあります。当然、アンキモ付きです。

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 牛の陶板焼きも美味しかったです。あまり焼かずにポン酢でどうぞっということだったのでそうすると、しゃぶしゃぶっぽい風味でいけました。

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 メインは当然、鮟鱇鍋。

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アンキモたっぷりのお鍋です。どこで食べてもアンコウ鍋はアンコウ鍋だし、銀座で食べても六本木で食べても美味さは一緒と思うなかれ。わざわざ、地場に出向いていって、そこの流儀の濃さで頂くから美味しいのです。キモをたっぷり使った濃厚スープがたまりません。白菜が意外に美味かったです。出汁をよくすっていたからですが、甘みがまします。
 アンコウのから揚げ。道明寺とあつらえたフライも美味しかったです。
 お鍋を一通り片付けたあと、うどん、雑炊と続きます。その手前で女房は満腹となり、私一人で雑炊をいただきました。うどんか雑炊のチョイスではなく、両方です。もう、腹はパンパンなんだけれど、おっさんになるとやっぱり雑炊を食べないと最後、しまりません。また、濃厚出汁で別腹も空いてきますので、最後、3杯食いました。


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 食後のデザートはリンゴのシャーベット。濃厚極まる鍋のあとですから、シャーベットが一番合います。
 6時からの夕食は、結局8時を回って終了。最後、珈琲を入れてくれました。サービスで。

 
意外や意外、加水・循環+塩素でも「姫肌効果」あり! 
 
 ここのお湯は「姫肌の霊泉」と言われる温泉です。源泉温度は低く、源泉掛け流しでもないので、実は、あんまり期待していませんでした。それで、ここに来る前にいわき湯本の方で源泉掛け流しの旅館風呂に立ち寄っておきました。そこでお湯については満足していたので、まあ、山海館のお湯がたいしたことなくてもいいや、と思っていました。

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 最初、15時過ぎに入ったとき、早速塩素臭がして、湯船も小さいし、泉質はたいしたことないなと思ってしまいました。でも、絶景オーシャンビュー、打ち寄せる波際が眼前ですから、景色としては最高の露天だなと、それで満足しようと思ったわけです。温泉成分はいろいろ入っているのだけれど、源泉温度は16.5度だし、加水しているし、循環だし、塩素消毒だし、源泉掛け流し信者としては、期待するほうが無理です。
 風呂上り、女房の鼻先に手の平をかざして、ほれ、塩素くさいだろう、とやったくらいです。 

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 ところが、湯上り、意外に体はぽかぽか。お肌がしっとりツルツル。別に、おっさんのお肌がツルツルになっても意味ないんだけれど、実にしっとりしてきたんです。アレ?っと。やっぱり成分いいのかなと。
 夕食後、腹いっぱいで9時には寝ましたが、夜中の2時に起きてまた入浴、またしっとりと温まります。
 結論、源泉掛け流しではないし、冷泉だけど、ここのお湯は中々、いいです。
 朝飯前、朝日を見ながら露天に。出発前、再び露天に。
 今現在(16時半)も、お肌しっとりです。温泉は成分が大事ってことです。

 山海館、オヤジもしっとり姫肌湯


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