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宇都宮・豆腐懐石の月山でランチ [日光鬼怒川宇都宮]

9月25日、奥日光紫雲荘へ行く道すがら、ランチは宇都宮、日光杉並木街道にある豆腐懐石・月山へ。

もう、何度か足を運んでいる、蕨屋お気に入りのお食事処。

豆腐、湯葉中心なのでヘルシー感があって、当日の夜に旅館で大食いする前の昼食としても最適。
味はいいし、2人でも、3畳半くらいの個室が取れるので、気楽でいい。
食後もゆっくり出来る。

茶壷三段重のお弁当がランチのウリになっている。
茶壷三段のほかにおまけがつく、それによって雪月花(松竹梅)のランクが分かれるのだが、いつもは一番安い「雪」のところ、今回は「月」にランクアップ。


胡麻豆腐などの一段目

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中段は湯波やおから等

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上段は煮物

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サーモンか鱒かはちょっと判らないけど、これとレンコンを一緒に食べると、味も食感もすこぶるいいことに気づきました。


これにプラス、とろっとろの湯波刺

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豆ご飯に赤だし、茶碗蒸しがつく

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女房はお刺身御膳にした。

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天ぷらに煮物などがつき、

メインはお刺身

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湯波刺しは当然ながら、鱧の梅肉和えもあったり、かなり充実、美しいお皿だった。


茶壷にはお汁粉、刺身膳には杏仁豆腐

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食後にコーヒー

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なんだかんだ、11時開店と同時に入って、食べ終わったのが12時かな。

自分らもちょくちょく行き、ひとにもお勧めするランチ処としては
地中海料理・東浦和のタベタリーノ
フレンチ・伊香保のぴのん
山菜ほうとう・水上の山路
水沢うどんの清水屋
家庭料理の那須・ごはん屋麦
に並ぶ、お勧め処です。

日光方面へ行くときにはここがいいのは、食べたあとのドライブ。日光杉並木街道が、実にいいんです。


ああ、美味しかった。


日光湯元、紫雲荘、激安探検隊報告、結構よかったですよ。 [日光鬼怒川宇都宮]

9月25日、奥日光の紫雲荘へ行って来た。

本当は9月11日に船山温泉へ一泊しようという計画だったのだけれど、ジロー君がガンになって弱ってしまい、とても置いてけなかったので、11日は塩原へ日帰りだけにしたのだが、ジロー君は翌12日に他界した。
先週までは喪に服していた1週間だったが、今回は元気な猫4匹をお留守番に、久しぶりの1泊旅行だった。

11日に日帰りでちょっと予算も使ったので、今回は激安探検隊。
じゃらんの口コミで、書き込み件数も多く、満足の声も多かったので、じゃらんにだまされるかもしれないけれど、行ってみようということになった。
そういえば、たしか、うちのブログにコメントしてくれた人が、ここはいいよ、と言ってくれていたような。


昼は宇都宮の日光杉並木街道にある月山でランチ。

腹ごしらえしてから、のんびりと、杉並木街道を進む。

連休も終わって、道は空いていましたよ。


途中、日光東照宮前のみやげ物屋に車を止めて、そこらを探索。


テクテクと神橋まで歩く。

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外国人観光客が結構いたな。
橋を歩くには300円とられるので写真だけ。
朝方は曇ったり小雨降ったりしていたが、日光に来たら、からっと晴れた。

甚五郎センベイと、たまり漬けのチーズを買う。

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瓶詰めのたまり漬けチーズ。これでチェックイン後に一杯やりました。


いろは坂、中禅寺湖、戦場ヶ原と登り、
奥日光湯元の湯の湖入り口にある湯滝で一服。

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ここは好きなポイントで、そんなに歩かなくても滝が見える。

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紅葉の時期も真冬も、新緑も、いつ来ても、いい感じのマイナスイオンです。

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紫雲荘到着は14時半。
ちょっと早かったけれど、どうぞ、って、入れてくれました。

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鉄骨3階建て。8部屋のこじんまりした宿。

カウンターもちっちゃく、ロビーっていうほどのスペースも無かったが、
女将さんが、明るく迎えてくれた。

部屋は和室の8畳。

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こじんまりとしたつくり。
1万円ぽっきり。

バストイレ付きだが、よくあるバストイレ一体型のユニットバス。
バストイレ無しの7畳半だと、これが8500円になる。

畳はやや古いが、ボロボロでもなく、問題なし。


窓からの景色。

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空がきれいだ。

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冬はスキー客、今は釣り客やハイカーが常連になっているようだ。


浴衣は余裕のあるもので、安宿によくあるノリでバリバリということもなく、帯も二周り余裕。

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テレビは薄型液晶の28インチ。
あと、電気ポットと冷蔵庫。
冷房はついていなかったな。まあ、ここは山だからいらないとおもうけど。

温泉は、男女の内湯と、無料貸切露天風呂の3つ。

早速、貸切一番風呂と思ったら、先客がいた。
30分ほど待って、待望の露天へ。

硫黄泉です。

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湯口からは74℃の高温源泉が注がれ、そのままでは入られないので、加水します。

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湯の花がコテコテになった湯口がいい感じです。

真夏は暑くて熱くてしょうがないけれど、急に冷えたから、熱い温泉もバッチシです。

やっぱり、白濁の硫黄泉はいいもんです。

ここの貸切風呂は無料。
回数制限もなく、フロントに空いてますか?と聞いて空いてればOK。
夜中は使用停止。朝は6時から。

内湯は4人入れば一杯になる感じの大きさですが、8部屋の客数なので、そんなにバッティングもしないし、充分です。
洗い場はけっこう、古かったかな。
でも、そんなことはどうでもいいくらいの硫黄泉。
本物の温泉は最高です。

地図を見れば、万座、草津、四万、水上、奥日光、那須塩原と、すばらしき温泉ベルトが1直線に並んでいます。
みな、すばらしい。

風呂上りに、女房はここの自家製アイスクリームを食べてました。

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280円。
手作り感ただよって美味しかったそうです。


夕食は部屋出し。

大きなお膳で全部出しなのだが、これがなかなかよかった。

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全部出しははじめから承知していたのだが、出来立てをいっぺんに持ってきたので、塩焼きも茶碗蒸しも、熱々とはいかないが温かかった。大旅館でも順次出ししてもやや冷めてしまう場合があるが、その点では遜色ない。

虹鱒の塩焼き。

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頭外して尻尾を手づかみしてパクついた。
日光は虹鱒ですからね。
塩焼きもいいけれど、金谷風の洋食仕立てならインパクトが残ってよかったかもしれないね。


お造りは湯波刺。

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湯波は美味しかったのだが、お造りとしてはやや寂しかったかな。

天ぷらもよかった。


茶碗蒸しは生姜餡がかかっていてよかったですよ。

小鉢も蓮根のグラタン、小松菜の辛子和え、ゴボウの肉味噌、角煮と十分に酒飲みのツマミとして満足。

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鍋は豆乳鍋で豚肉が一切れ。分量的にはもうすこし肉が、あと二切れあったら嬉しかったが、味はよかったな。豆乳のスープとポン酢がよく合ってイケた。

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デザートにはプリン。自家製みたいで、

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ケーキ屋さんで売ってても不思議ない出来。


朝は5時過ぎからうとうとと起きはじめた。
急に寒くなった山なので外はかなり冷え込んだようで、普段は寝相の悪い私も、さすがに布団をはだけてなかった。
目覚めはよかった。

朝風呂も、ちょっと熱かったが、挿し水してやや熱めの硫黄泉を楽しむ。
急に寒くなって、熱い温泉も心地よい。

朝食はこんな感じ。

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卵焼き、海苔、大和藷のとろろ、ひじき、茄子とピーマンの味噌炒め。蒲鉾は大葉が挟んであった。
味噌汁はナメコ豆腐に大葉が入ってた。

納豆はなかったが、長いものゆるいトロロではなく、大和芋の粘りしっかりのトロロだったので、満足。

さかがきゴボウを揚げたものとちりめんじゃこが乗ったサラダ。

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焼き魚はつかなかったが、充分な大盛り二膳頂けた。

運んで来たのは若旦那かな。
夕食美味しかったですよ、じゃらんの口コミがよかったので期待してたんですよ、と女房が言うと、評価が高すぎるんで恐縮してるんですよ、と腰の低い答え。
なるべく手作りでやってるんで、野菜とかが多くなるんで、若い人にはちょっと物足りないかなとも思ってるんです、と。

従業員の態度は皆、腰も低く穏やかで、感じはよかったな。

食後にはコーヒーかジュースが付く。

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この料金体系で充分な水準。
コストパフォーマンスは悪くない。
トイレ無しの7畳半なら8500円で料理変わらないなら、相当なお得感。

女房は中禅寺湖の湖上苑もいいけれど、こっちもいいな、また来たいと言っていた。
私も、ここはいいと思う。
女将と旦那のまじめそうな感じも、応援したくなる。

でがけの紫雲荘、
空がほんと、きれい。

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帰り、9時20分頃、宿を出て、スーパー寄って、12時前には帰宅した。

奥日光からの帰り道、ドライブもすがすがしかった。

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またそのうち、いくかも。

いろいろと日光界隈を観光したり、歩いて、ちょっと宿は安くすませたいな、と思う人にはいいところです。
温泉旅行を数行きたいひとにもいいところです。





日光湯元・休暇村 硫黄の濁り湯を堪能 [日光鬼怒川宇都宮]

10月以降は、今度の土曜日、休みになるのか、会社なのか、直前にならないとわからないということが続いた。このまま、年末もどうなるか、わからない。
そんな折、明日の土曜日は休みだとなれば、それはもう、出かけるしかない。
直前だから、いいところは一杯、それでもなんとか、空いているところを見つける。

お手軽料金で、景色がよくて、料理がよくて、温泉がよくて、部屋もサービスもいい、というわけにはなかなかいかないが、なんとか探したのが、休暇村。
那須も日光も空きだと。来たのは日光。紅葉の繁盛期も終わり、スキーには早い今が端境期。




男体山が雪帽子を被り、

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冬空の透き通った冷たい空気の中、枯れ葉舞い散るいろは坂を渋滞もなく登って中禅寺湖。

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寒々とした戦場ヶ原から湯滝へ

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静けさの中にひっそりと旅人を待っている湯元湖までたどり着くドライブもまた心が浄化される。

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公共の宿、国立公園の中でやってる財団法人経営モノ。
財団法人=営利的な企業旅館ではなく、あくまでも国立公園の自然を満喫し、国民にゆっくりしてもらおうというのが主旨、だから企業旅館のような料理、サービスは期待しないが、ここは日光湯元の硫黄泉、源泉掛け流し。それだけで十分だ。


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15時チェックインで14時半に着いたのだが、14時40分過ぎから入れてくれた。
民間的プロの接客営業とは違い、フロントの従業員はどこかぎこちないが、真摯な姿勢、まじめさを感じる。

 
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建物は3階建。

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307号室。洋室、ツイン。
窓からは白樺の木立越しに湯元湖。

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混まないうちに、さっそく温泉に。
内湯はやや透明感のあるエメラルドグリーン。湯気で視界不良。


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草津で言えば西の河原露天風呂のような感じ。

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露天風呂はややグリーンがかった乳白色の濁り湯。那須の鹿の湯源泉のごとし。やや青みがかった万座温泉とはちょっと違うか。

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いやあ~、格別。極楽極楽。
やっぱり乳白色の濁り湯はいい。
うっすら雪景色の枯れ山を眺めて。

 
 
遊歩道があって、

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散歩したくなって、夕食前に、湖まで散策。

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夕暮れ前の、冬空の下の湯元湖もまた心にしみる。
気がつけば24節季の大雪、暦では大雪が降る日。


夕食。

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一応、お品書きがあって、前菜、お造り、鍋、揚げ物、煮物と揃っている。

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料理旅館のそれと比べてはいけないが、味付けはごく普通、これはイケるね!というような驚きはない凡庸なものだが、全部平らげてちょうどいい満腹感。
朝にはバイキング会場になる宴会場だったが、テーブルには、追加料理のメニューが置いてある。馬刺や岩魚の骨酒とか、ワカサギの天ぷらとか。
客層は中高年が多かった。
美味いものも散々食べてきただろうし、そんなに、これでもか!という豪勢な懐石料理が好みでもなく、自然の中でゆっくりし、それなりに食事も出来て、硫黄泉を堪能できればそれでよし、という夫婦にはちょうどいい。
料金的にもこんなものだろう。

朝食バイキング。
 
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ありていの品揃えではあるが、三膳飯いただける内容。
7時20分からやっていて、ほぼ1番目に入り、食べ終わって出ると、後ろからスタッフが、「お客様、ありがとうございました」と声をかけてきたので、「ご馳走様でした」と答える。こういうのは、いいね。

スキーシーズンになったらグループ客とかではしゃいでうるさいのかもしれないが、繁盛期でなかったせいか、夫婦客が多く、みな、静かだったな。宴会客もいなかったから、風呂場もうるさくなかった。

安いし、硫黄泉だし。
また、行ってもいいかな、と。



2006年に行った中禅寺湖のホテル四季彩についてのブログはこちら。ここは高かったが、ゴージャスで良かった。




行きの昼飯、帰りの昼飯は、佐野ラーメン。

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行きが亀嘉(↑)。帰りが山銀(↓)。

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山銀はかなり一杯入っていたが、味は亀嘉?と女房が言っていた。私は佐野ラーメンの、あのぷにゅぷにゅ感があまり好きじゃあないけれど、麺喰いの女房はこの手がすきらしい。

今回は、往復ともに、高速、有料道路使わず。
行きは4号から佐野へ行って、日光杉並木、、、と進む。2時間ほどで佐野に着き、さらに2時間ほどで湯元。
帰りは佐野から122号。
行きも帰りも道は混んでいなかった。
不況で物流が落ち込んでいるからか?普段の土曜日ほどにトラック走っていなかった。

今年の温泉納め。
不況の風が身に沁みる。
温泉パワーで不況をぶっ飛ばせ!

豆富懐石の宇都宮・月山 [日光鬼怒川宇都宮]

豆富と湯波懐石 月山

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宇都宮から日光杉並木街道へと入ってすぐのところに、豆腐懐石の料亭、月山がある。
かれこれ、5、6回は通っている。
6月末にまた行ってきた。
女房が豆腐料理が好きで、ずいぶん昔、グルメ本かなんかで見つけてきた。
駐車場もちゃんとあるのだが、とにかく、混むので、事前に予約していかないと、車求められなかったり、第二駐車場へ回って待つことになるので、行くなら予約が必須。
テーブル席や座卓席もあるが、予約しておくと、個室に通される。

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以前は竹篭の三段重ねだったが、最近は茶壷型にまとめられた三段重ねで、すべて豆腐料理。

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少ない量で品数が多いので、いろんな豆腐料理が楽しめるのと、煮物だったりの懐石小物もたくさんあって、どれもこれも美味しい。


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確りした料亭なので、従業員の応対もちゃんとしている。
個室へ料理を運ぶときも、「にじり」で入ってくる。言葉も丁寧で、ほんと、お客様扱いしてくれるから気分もいい。

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ご飯は豆ご飯。これが美味しいんです。おかわりできます。
それと、デザートに白玉しるこが付きます。

ランチは安いコースから高いコースまでいろいろあるが、まずはランチで茶壷三段あたりをいただけは充分に満足できる。湯葉サシがあるかないかで雪1890円と月2520円の違い。さらに刺身がつくと花の2980円。予約のときにはなんにするか聞かれないので、2人で雪で充分。
お祝い事なら高いコースで贅沢三昧するもよし。

とにかく、ここはいいよ。



銀座にも店がある。
やまと銀座店
上野にも店がある。
上野の杜 龍松亭
ここでも茶壷三段弁当がランチで出ている。画像はないが、多分、おんなじ感じか?

川俣温泉 清和園 絶景ロケーションなんだけど [日光鬼怒川宇都宮]

川俣温泉のホテル清和園に投宿。
今年は安い温泉旅館で数をこなそうという方針なので(もちろん高め設定の高級な所も予定には入っているが)今回も1万2千円と格安の宿。
格安の温泉旅館となると、高くても人が来るようなメジャーな温泉だと探すのが難しい。おのずと、まだ行ったことのない秘湯ロマン系になって来る。
群馬、栃木の温泉地には大概行ったが、今回は空白地帯の川俣温泉。
手前には日光鬼怒川温泉があり、皆そちらに行く。中禅寺湖や奥日光にある乳白色の硫黄泉で、皆満足するから、そこから先の川治温泉、川俣温泉、湯西川温泉、女夫渕温泉は、バブル崩壊後はどこも苦戦している。

川俣温泉は鬼怒川温泉から先の秘湯としては、ちょっと先の女夫渕温泉、ちょっと手前の川治温泉に挟まれて、余計不利なロケーションにある。
ても、ここには他にはない間欠泉があり、渓流の絶壁と自家源泉の露天風呂があり、秘湯ロマンの情緒に溢れたいい温泉地なのだ。

(川俣ダム)

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(女夫淵バス停から一般車両進入禁止の橋からの眺め、両サイド)

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川治温泉を抜けて、山を奥へと進んで行くのだが、途中には川治ダム、川俣ダム、瀬戸合狭があり、山沿いの狭い県道は女夫渕温泉までのバスも走っているのだが、途中には対抗車とすれ違うのが厳しいところも多く、ドライバー心をくすぐる。

(清和園は渓流のガケ沿いに立っている。7階建ての6階がフロント)

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(ホテルの玄関、提灯)

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(ホテル脇に間欠泉を眺められる林道の橋があって、そこからの眺め)

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ホテル清和園に14時に到着。チェックインは15時からなのだが、早く着きすぎたと乗り込んだら、トレーナーに頭ボサボサのちょっと変わった風の50代後半のおじさんが、大丈夫ですよと入れてくれた。
部屋に案内された後、源泉を見せてくれるというので付いていく。ここも間欠泉で、噴水しないように、石で蓋をしている。(これ、客に噴出が見えるように工夫すれば、かなりウケるはずだが、残念)
地面と露天風呂の壁が地熱で熱くなっている。
源泉温度は97℃と高温で、露天風呂に手を入れてみるとかなり熱く、これでは入れないと言うと、よくかき混ぜて、掛け湯すれば慣れて大丈夫ですよと言う。結局、熱過ぎて露天風呂には入れなかった。

(ホテルの泉源)

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(男子露天風呂、橋から丸見え、でも遠目になるから気にしない、開放感は抜群?)

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(女子露天風呂、こっちは渓流は見えるが外からは見られないので大丈夫)

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内風呂も熱かったが、なんとか入れた。

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お湯は本当にいい温泉、本物の温泉。

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案内してくれたおじさんが、今日の泊まり客はおたくさんだけだから、男湯女、どちらでもどうぞと言う。えええーっ?土曜日なのに、客が1組とは!?
客室は全部で30室はあるのに、今日は貸し切りってこと?それともここはゲゲゲの森の妖怪旅館で案内してくれたおじさんはネズミ男で、フロントにいた老婆は女将ではなく砂掛け婆が?夜中に二人拉致されて妖怪鍋にされるのか?なんて思ったりして。そんなことは無かったが、とにかく、貸切だったので、男風呂で女房と貸切混浴した。

客室

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部屋は和室の10畳に次の間が4畳と広い。

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部屋の窓からは眼下に渓流、橋ごしに間欠泉の吹き上げも見える、非常によいロケーション。

布団も寝心地よいし、トイレはウォシュレット完備で悪くない。
冷蔵庫は壊れていて使えないと言う。土曜日の客がうちらだけというくらいだから、客入りも悪く、多分、経費削減でずっと電源切っているのだろう。夜中にフロント階の自販機にいくと根っこのコンセントが抜いてあった。大概の旅館なら寝る前に冷水ポットぐらい置いていくのだが、それもない。

夕食は部屋で。
本当は大広間ということで、部屋出しだと12000円ではなく15000円ですと、一度言われたのだが、サービスで部屋出しにしてくれた。

 
ほぼ、全部出し。

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温かいものは、牛肉の陶板焼きと釜飯。
刺身はこんにゃくと鱒?

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鱒は冷凍モノの水っぽさが多少あり。こんにゃくは特に手作りとかそういう類のものではない、ありがちなもの。

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食膳の一番手前にあったのが、生ハムサラダ。お皿の柄がイマイチ。

 
お品書きがないので、何牛だかは分らない。

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塩コショウがきつかった。たまねぎの上に肉が乗っていたのだが、ちょっとドリップでたまねぎに色が付いていた。
アスパラ、ジャガイモ、たまねぎ。ジャガイモ、ホクホクで美味かった。

岩魚は塩焼きではなく、甘露煮。

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よく、ドライブインとかで売っている鮎や岩魚の甘露煮があるけれど、それ。まずいわけではないが、やっぱり、塩焼きでしょう。

ご飯は舞茸の釜飯。

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ご飯、軽く1膳分。舞茸、ちょっとだけ。当然、固形燃料で作る炊きたてだから、炊きたて分は美味いけれど、多分、舞茸の量を考えると、、、?

他にぜんまいの煮物、天ぷらが出たが、中身は岩魚、鱒、海老、、。衣はお蕎麦屋さんの天ぷら蕎麦用って感じの分厚さ。
デザートには、オレンジ半分ずつ。

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最後に「手打ちうどんです、」と出てきたんだけれど、やけに太い、かなり粉っぽい、おつゆはしょうが汁風で、さすがに残した。
休前日12000円なら、こんな感じかとも思うが、女性客をひきつけるだけの魅力にはちょっと厳しい。
よく、思うのだけれど、低コストでなんとかがんばるためには、創意工夫。
山里なんだから、ここら辺のおばちゃんが作っている山菜料理と街で売ってない漬け物とか、珍しい山里料理を出せばいいと思う。でなければ、あれこれ出さずに釜飯定食に岩魚の塩焼きつけてガッチリおなか一杯似させる作戦とか、ボクにも出来るでは、都会から来た甲斐がない。
がんばりましょう、社長さん。

ここは、最近入ったというフロントのおじさんが丁寧で愛想よかったんだけれど、女将か何か分らない老婆が、ちょっと。4人は見たかな。社長と老婆とフロントマンとお運びさんと。

 
朝食はこんな感じ。

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茶碗蒸しが一応、付いた。ご飯は2膳、頂いた。
温泉卵無し。だって、源泉温度97℃なんだから、温泉卵でしょう。


総括。

絶景の、すばらしいロケーションにある、本物の温泉です。
ぼくとしては、面白かった。
でも、かなり経営的には疲れているのか、いろいろ、考えるべきことが多かったという印象です。


お湯が熱すぎたのだけれど、川俣温泉のちょっと先にある女夫淵温泉にも行ってきたんだが、そこもお湯が熱くて。

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ここも熱すぎ。

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あっちっちです。源泉掛け流しは確かにいいし、草津のように湯もみして賭け湯して気合で入ればいいんだろうが、ちょっときつすぎです。半身浴がせいぜい。

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みな、湯船の脇で休憩、ちょっとだけ入っては休憩。
(ここは混浴です。おばちゃん、二人、すっぽんポンでたたずんでました。その脇でおっさん、おっぴろげで寝てました。女性専用露天もあって、女房が上がってたたずんでいたら、その脇を前かくさずこれもすっぽんポンのお兄ちゃんが通りすぎていました。河童天国ですね。ここは)
川俣もそうだけど、せっかく渓流が流れていて、その脇から自噴している温泉なんだから、熱交換で冷ますとか、考えましょうよ、奥鬼怒温泉郷の皆さん!鬼怒川から1時間以上、車走らせてやっとたどり着くのだから、あっちっちではね。
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