金盛館せせらぎ 二度目の絶賛 [上州]
2006年6月10日、時の記念日、水上温泉郷は谷川温泉の「金盛館せせらぎ」へ投宿。
実はここ、昨年の9月にも泊まっている。前回は絶賛であったが、1年もたたずに二度目ということで、果たして一度目の感動は色あせないか、とちょっとは心配した。二度目だと、一度目では気づかなかったことが目に付いたり、一度目で感動しても、今度は知っていることだから感動も薄まるとか、いろいろあるだろうしと、若干の不安を抱いてもいたのだが、案ずることなし、二度目もまったく色あせず、またまた大満足であった。
私が温泉宿に求めるもの。
源泉を堪能できること。源泉賭け流しなら申し分ない。
落ち着いた、ゆったりできる宿であること。団体客がバスを横付けして大騒ぎとか、大浴場がイモ洗いなんてことは避けたい。
従業員教育がちゃんとしていて、宿との関係で疲れないこと。
料理。別段、懐石でなくてもいいが、特徴があること、手間の掛かる仕事がされていること。
特に、朝飯。普段の朝飯はコンビニのおにぎりってことも多いので、この際は贅沢な朝飯をたらふく食べたい。炊きたてのご飯3杯は頂けるご膳がほしい。
「金盛館」は、これらすべてを満たしてくれた。二度目も。
場所は水上温泉郷の一つ、谷川温泉。ちょっと山間にある。
このあたりには、中心の水上温泉、湯檜曽温泉、宝川温泉、湯の小屋温泉、上牧温泉、そしてこの谷川温泉などが点在している。ちょっと早めに出て、どこかひとっ風呂浴びてご飯を食べ、月夜野ビードロパークでガラス製品などのお買い物をしたりして、2時過ぎにチェックインするという段取りなら、いくつかの温泉が楽しめる。
谷川温泉はちょっと山間に入ったところ、渓流沿いにある。紅葉の季節が最高なんだろうけれど、新緑の今も、中々、マイナスイオンの出具合はすばらしい。
渓流の露天風呂
旅館は渓流を挟んで反対側の山も所有している。敷地内に渓流が流れているわけだ。
部屋からは新緑の斜面、眼下には渓流、そして露天の小屋。通常は男女混浴。以前に投宿したときには子ずれの若夫婦が入っていた。今回はバッティング無し。ちなみに翌朝7時から10時までは女性専用の時間になる。広大な敷地を持っているのだから男女別々で渓流露天風呂を作ればよいのに、とも思うのだが、実は、これ個人所有の敷地とはいえ、河川敷ということになっていろいろ制約があるらしい。旅館側はたくさん造りたいけれど、許可が下りないということだ。国土交通省か?元凶は!
内湯は檜とタイルの浴槽と、外に檜の露天風呂が3つセットになっている。
内湯は10人も入れば一杯になるような大きさなのだが、団体客とっていないので、混雑することはない。泉質は弱アルカリ性低張性の単純線。単純泉といっても、各種イオン成分が豊富で、あったまる。お肌さらさら。無色透明。さらさらタイプのお湯。チェックインしてすぐと、夕飯前に露天と、夜中に家族風呂、朝に大浴場へ二度と、5回入ったが、湯当たりとか風呂疲れは一切なし。 今回泊まった部屋が2階だったが、目の前に貸切家族風呂もあって、そこも源泉賭け流しと来る。すばらしい。
飲泉もできる。
料理は朝晩、部屋だし。
前菜はジュンサイのコンソメゼリー、サトイモとよもぎ麩の田楽、手長海老など。
お肉は溶岩プレートで焼く。
ブランド牛ではないが、国産和牛のフィレ肉で、なんならフロントに問い合わせれば認識番号を教えますという。ガーリック塩で頂く。噛み応えがあって、味もしっかりしている。前も美味しいとおもったが、中々、いける。
お造りは奥利根鱒、岩魚、鱧。特に岩魚がよかった。
酢の物は真鯛にいくらがちらしてあったんだけれども、これ美味。
鮎の塩焼き。
そろそろ鮎解禁の季節。苦味がたまらず、頭から丸ごと頂く。
ジャガイモのスープ。
スープ好きとしてはうれしい。スプーンでちょろちょろではなく、一気飲みしてしまった。
天ぷらはこんにゃくのカルカン揚げ、枝豆のかきあげ。
椀物ときて、もうおなか一杯だが、最後に赤城鶏にみそ焼きが出てくる。これ、写真がピンボケになってしまったので乗せないけれど、普通の旅館料理だと、最後のお食事ってときには、もう料理食べ切ってしまっていて、あとはお漬け物でご飯をどうぞ、という場合が多いのだけれど、最後のご飯のおかず、ちゃんと準備しましたよ、ってな感じで登場するからうれしいし、ご飯も進む。
群馬は地酒が美味しい。夕食時には、3種飲み比べセットを2セット、都合6種類、頂く。
特に、この中の左大臣というのは沼田あたりの酒蔵で、中々いける。帰りに水上駅前のみやげ物屋で買ってきた。
朝飯。
鮎の一夜干しがうれしい。奥利根の川海苔の佃煮、蕗味噌があればご飯三膳いける。
鍋はお切り込み入りのトン汁で、手前にあるすり鉢でゴマをすって、その中へぶち込んでいただく。トン汁にすりゴマはアリな味だった。今度、やってみよう。
渓流あり、部屋からの眺めもよし。部屋も広い。
源泉賭け流しのお湯あり、露天あり。
料理はこのお値段で申し分なし。
静か。
ということで、3万円以下の旅館としては、☆☆☆☆☆。
JTBで前回行ったときが、優雅なる宿プランだったのだけれど、今回は水上特別プラン24800円しかあいていなかったので、これに優雅なる宿プランと同じ料理にしてくれと、ごねて2800円を追加した。
すっかり気に入った女房が、今年の秋にもまた来ると、予約を入れていた。
わが女房のお気に入りは、伊香保の洋風旅館ぴのん(4度宿泊、ランチは多々)と、猿ヶ京温泉の猿ヶ京ホテル(4度宿泊)、四万温泉の積善館(今年の正月、来年の正月も予約済み)、そしてここ。
実はここ、昨年の9月にも泊まっている。前回は絶賛であったが、1年もたたずに二度目ということで、果たして一度目の感動は色あせないか、とちょっとは心配した。二度目だと、一度目では気づかなかったことが目に付いたり、一度目で感動しても、今度は知っていることだから感動も薄まるとか、いろいろあるだろうしと、若干の不安を抱いてもいたのだが、案ずることなし、二度目もまったく色あせず、またまた大満足であった。
私が温泉宿に求めるもの。
源泉を堪能できること。源泉賭け流しなら申し分ない。
落ち着いた、ゆったりできる宿であること。団体客がバスを横付けして大騒ぎとか、大浴場がイモ洗いなんてことは避けたい。
従業員教育がちゃんとしていて、宿との関係で疲れないこと。
料理。別段、懐石でなくてもいいが、特徴があること、手間の掛かる仕事がされていること。
特に、朝飯。普段の朝飯はコンビニのおにぎりってことも多いので、この際は贅沢な朝飯をたらふく食べたい。炊きたてのご飯3杯は頂けるご膳がほしい。
「金盛館」は、これらすべてを満たしてくれた。二度目も。
場所は水上温泉郷の一つ、谷川温泉。ちょっと山間にある。
このあたりには、中心の水上温泉、湯檜曽温泉、宝川温泉、湯の小屋温泉、上牧温泉、そしてこの谷川温泉などが点在している。ちょっと早めに出て、どこかひとっ風呂浴びてご飯を食べ、月夜野ビードロパークでガラス製品などのお買い物をしたりして、2時過ぎにチェックインするという段取りなら、いくつかの温泉が楽しめる。
谷川温泉はちょっと山間に入ったところ、渓流沿いにある。紅葉の季節が最高なんだろうけれど、新緑の今も、中々、マイナスイオンの出具合はすばらしい。
渓流の露天風呂
旅館は渓流を挟んで反対側の山も所有している。敷地内に渓流が流れているわけだ。
部屋からは新緑の斜面、眼下には渓流、そして露天の小屋。通常は男女混浴。以前に投宿したときには子ずれの若夫婦が入っていた。今回はバッティング無し。ちなみに翌朝7時から10時までは女性専用の時間になる。広大な敷地を持っているのだから男女別々で渓流露天風呂を作ればよいのに、とも思うのだが、実は、これ個人所有の敷地とはいえ、河川敷ということになっていろいろ制約があるらしい。旅館側はたくさん造りたいけれど、許可が下りないということだ。国土交通省か?元凶は!
内湯は檜とタイルの浴槽と、外に檜の露天風呂が3つセットになっている。
内湯は10人も入れば一杯になるような大きさなのだが、団体客とっていないので、混雑することはない。泉質は弱アルカリ性低張性の単純線。単純泉といっても、各種イオン成分が豊富で、あったまる。お肌さらさら。無色透明。さらさらタイプのお湯。チェックインしてすぐと、夕飯前に露天と、夜中に家族風呂、朝に大浴場へ二度と、5回入ったが、湯当たりとか風呂疲れは一切なし。 今回泊まった部屋が2階だったが、目の前に貸切家族風呂もあって、そこも源泉賭け流しと来る。すばらしい。
飲泉もできる。
料理は朝晩、部屋だし。
前菜はジュンサイのコンソメゼリー、サトイモとよもぎ麩の田楽、手長海老など。
お肉は溶岩プレートで焼く。
ブランド牛ではないが、国産和牛のフィレ肉で、なんならフロントに問い合わせれば認識番号を教えますという。ガーリック塩で頂く。噛み応えがあって、味もしっかりしている。前も美味しいとおもったが、中々、いける。
お造りは奥利根鱒、岩魚、鱧。特に岩魚がよかった。
酢の物は真鯛にいくらがちらしてあったんだけれども、これ美味。
鮎の塩焼き。
そろそろ鮎解禁の季節。苦味がたまらず、頭から丸ごと頂く。
ジャガイモのスープ。
スープ好きとしてはうれしい。スプーンでちょろちょろではなく、一気飲みしてしまった。
天ぷらはこんにゃくのカルカン揚げ、枝豆のかきあげ。
椀物ときて、もうおなか一杯だが、最後に赤城鶏にみそ焼きが出てくる。これ、写真がピンボケになってしまったので乗せないけれど、普通の旅館料理だと、最後のお食事ってときには、もう料理食べ切ってしまっていて、あとはお漬け物でご飯をどうぞ、という場合が多いのだけれど、最後のご飯のおかず、ちゃんと準備しましたよ、ってな感じで登場するからうれしいし、ご飯も進む。
群馬は地酒が美味しい。夕食時には、3種飲み比べセットを2セット、都合6種類、頂く。
特に、この中の左大臣というのは沼田あたりの酒蔵で、中々いける。帰りに水上駅前のみやげ物屋で買ってきた。
朝飯。
鮎の一夜干しがうれしい。奥利根の川海苔の佃煮、蕗味噌があればご飯三膳いける。
鍋はお切り込み入りのトン汁で、手前にあるすり鉢でゴマをすって、その中へぶち込んでいただく。トン汁にすりゴマはアリな味だった。今度、やってみよう。
渓流あり、部屋からの眺めもよし。部屋も広い。
源泉賭け流しのお湯あり、露天あり。
料理はこのお値段で申し分なし。
静か。
ということで、3万円以下の旅館としては、☆☆☆☆☆。
JTBで前回行ったときが、優雅なる宿プランだったのだけれど、今回は水上特別プラン24800円しかあいていなかったので、これに優雅なる宿プランと同じ料理にしてくれと、ごねて2800円を追加した。
すっかり気に入った女房が、今年の秋にもまた来ると、予約を入れていた。
わが女房のお気に入りは、伊香保の洋風旅館ぴのん(4度宿泊、ランチは多々)と、猿ヶ京温泉の猿ヶ京ホテル(4度宿泊)、四万温泉の積善館(今年の正月、来年の正月も予約済み)、そしてここ。
2006-06-11 21:36
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