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湯野上温泉・蕎宿湯神 3度目 格別の温泉民宿 2010年6月 [旅行・地域]

>6月12日、半年ぶりの湯神。

今回は女房の母親と三人旅。私はマスオさんの役割。でも、気さくで気楽な親なので、そんなに気を使わない。

実母は気を使うことを心情とした賢母タイプであったからちょっと疲れるが、気をそんなに使わない実家というのはありがたいことだ。

7時半に白岡を出て、女房の実家に9時前に到着。そこから下道で鹿沼インター、東北道、ランチに那須のご飯や麦に。

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女房と母親が麦とろ定食、私がデミグラハンバーグ。

ここ、最初は定番の麦とろ定食なんだが、実はハンバーグが美味しい。


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近場の農家の、料理自慢な奥さん方のランチなんで、勿論、麦とろ定食のおかずも美味いし、ハンバーグも美味い。フレンチで修行したから美味しいっていう感じではなく、丁寧な母ちゃんのハンバーグでこのレベルまできたか、という美味さ。

お舟さんも、ここの大根サラダの美味しさに脱帽

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アイス工房桃井でジェラート買う。

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結構混んでた。
口蹄疫のせいか、牧場の入口には石灰が巻いてあった。

白河から行った方が近いんだろうけど、ドライブ景色のいい塩原経由で山越え。

塩原は、新緑というよりは深緑になってきたが、陽が差し込むと実に美しいグラデーション、ほんと、絵心はないが、油絵でも描きたくなる風景が続く、って前にも書いたか。塩原越えは運転も苦にならない。

15時、湯之上温泉の駅入口にある酒屋に到着。

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チェックインしたら一杯やってひとっ風呂浴びて、昼寝するのが蕨屋の流儀なんで、それ様の350と720と、土産用の一升瓶を買い込む。

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湯神到着。

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ちょうど、ご主人が外を歩いていて、どうも、○○ですけど、暑いねぇ、と声を掛ける。

今日はほんと暑い、苦手だなあ、雪が降ってるほうがいいねぇ、とご主人。

今日の最高気温は30℃近い。
が、湯神はほんと、気持ちいいねぇ。

長寿庵。
布団敷いといていただいた。

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青々とした田んぼ、

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緑の壁のような山、

かぁんかぁんかぁんかぁん、のなんか間抜けな遮断機の音と、のんびり通過の会津鉄道、

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外からみえるんじぁあないの?っていう部屋付き温泉風呂。

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懐かしい趣の、でも、冬でも火がはいらない囲炉裏、

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冷蔵庫はないがテレビは液晶、

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古い建物だけど、ウォシュレット、

無骨な旦那、

でも、しゃべってみると人なつこい優しい感じ、

堅物な親父にしてはソフトな息子?

なんか、色々とちぐはぐなんだけど、ほっとする空間。

実にいいです。


晩飯は囲炉裏の前でお膳。いつものメニュー。

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馬刺。

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女房の母親にもウケてた。
ニンニク味噌たっぷり付けて、大葉と大根のツマもいただく。

蕨のおひたし。

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若竹のマヨネーズ和え。

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小蕎麦。

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蕎麦ようかん

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蕎麦の実粥。

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熱い汁かけではなく、とろろかけの冷たい夏バージョン。


天ぷら、揚げ蕎麦、蕎麦かき揚げ。

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これもいつも通り。


蕎麦サラダ。

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やっぱり、湯神といえばこれ、という一品。
蕎麦とキュウリとレタスとゆで卵、マヨネーズで和えればできそうだけど、ここで食べるからいいのかも。
家でもやってみようと、そばとレタスときゅうりと買い込んでいたが、果たしてうまくできるか?

岩魚塩焼き。

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蕪の熱椀。

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これは美味いね。

蕎麦いなり

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〆のざる蕎麦。

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たらふく食べて、ご機嫌で、8時には爆睡。

朝、5時半に目覚め、朝風呂。

河原まで散歩。

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ダム放流中? かなりの水量。
塔のへつりより、こっちの景色が好きです。
いい、朝の散歩コースです。

線路から見上げた湯神

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朝飯。

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いつもの感じです。


1人1万650円。

4部屋のこじんまり、南会津の温泉民宿、やっぱりここはいいね。

予算的に半端な和食コースをだすんではなく、蕎麦料理に特化してるから、印象もいい。
たしかに、鍋もないし、ステーキ系もないけれど、蕎麦サラダのボリュームがいいんだろうな。
ステーキ食べたいひとは、那須でもよって大田原牛でも食べてください。
三匹の猫、なんてお店もあります。

部屋付き温泉があるのもいい。温泉旅館で部屋付き温泉風呂なんていったら高いことになってしまうが、それがこの値段であるんだから嬉しい限り。しかも余裕の大きさ、窓開ければ露天風呂気分。

窓から見えるのは壁のような山。
鬱蒼とした緑。
登れる斜面ではなかろう傾斜。
この山を見ているだけで、都会の喧騒を忘れる。

もとは切り立った渓谷の湯神側が温泉がでて開けたんだろう。
多分、流れている時は都会とくらべればずっと緩いんだろう。
喧騒の、世知辛さを忘れて、のんびり骨休み。

帰り、
湯野上温泉駅前の温泉饅頭屋さんによる

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無添加の手作り。
あんこの甘さもほどよい。

そうそう、駅にはウォーキングの団体さんが大集合してロータリーを完全占拠しておりました。

この温泉駅あたりにも一杯民宿やら小旅館やらがありますが、ネットで検索しまくるわが女房、どうしても湯神と比べてしまうと、どこもなにかが足りないと。

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今度は冬の湯神。
これからもちょこちょこ出かけさせてもらいます。


錦秋の思い出 [旅行・地域]

ああ、錦秋も、もう終わりか?

錦秋の思い出。


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照葉峡

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朝陽差し込む渓流のマイナスイオン度数ときたら、、、

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日塩もみじライン

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奥塩原の週白色露天ともみじ

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宝川温泉の汪泉閣

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そこへたどり着く手前の錦秋渓谷

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奈良股ダム

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水上の山

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絶景かな、船山温泉

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その、貸しきり露天風呂で浴びる錦絵

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榛名山を登ってゆく

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もみじ飾りの榛名山

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もみじをおかずに、ごはん屋麦

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今年も、残りわずか。









白岡温泉 八幡の湯 [旅行・地域]

JR宇都宮線を大宮から北上すると、久喜の手前に白岡という町がある。
そのあたりに引越しするか?と、最近考えており、、、、。
何にもない町なんですけれど、それが良いかと、、、
女房の実家にも近いし、、、

で、最近、ちょくちょく、白岡方面へドライブしています。
大不況で、不動産価格は大暴落中で、物件も、200万引き、300万引きは当たり前っていうほどです。

温泉は?というと、一応あります。
今日、入ってきました。

白岡温泉、八幡の湯。
温泉というよりも、スーパー銭湯に近い、地下1200メートル掘って出した温泉です。単純泉。

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スーパー銭湯に近い、ではなく、スーパー銭湯そのものです。でも、ちゃんと、温泉。

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内湯は、ジェットバスやサウナや打たせ湯や、よくある日帰り入浴施設そのまんまです。
多少、カルキくさい。
でも、露天風呂があって、こっちは檜風呂。
多少、茶褐色かかっているか?という感じで、ややヌルヌル感あり。
悪くないです。循環しているから温度も適温で、ゆっくり長湯できます。
周りの人工芝、ちょっとあれですけど。
人に進めるほどではないけれど、500円なんで。お気軽です。

白岡に物件見たり、町並み見たりしてきたんですけれど、
白岡町役場には運動公園があって、桜並木、きれいでしたよ。

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駅前にはほとんど、何もない。
何もないほうがいいという、脱都会だけど、田舎暮らし無理派の妥協点が、このあたりにはあるかも。

駅前の唯一、お勧めスポットが、ラーメン屋。

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みそ玄。
西山ラーメンの黄色い縮れ麺、おもいっきり札幌ラーメン。

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だけど、あえて味噌ラーメンは頼まず、しょうゆラーメン。

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もひとつ、塩ラーメン。

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さらにもひとつ、チーズラーメン。
、食べたことはないけれど、外苑西通りに九十九ラーメンというのがあって、そこが、味噌ラーメンに粉チーズを雪のように振り掛けたチーズラーメンを出して話題になったことがあるけれど、あれのパクリ。うまいです。


お近くを通った際には、お立ち寄りください。まともな札幌ラーメンです。けど、何で白岡で札幌ラーメンか?というのは、野暮ですけれどね。

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なんでだろうねえ。と、うちの猫も言ってます。

来週は、どっか、とまってきますよ。


そうだそうだ、

旅籠、蕨屋総本家の先付けです。

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いやあ、
普段でも、旅館風情を楽しみたいものだから、小鉢で七点盛りして、一杯やっているわけです。
もやしのナムル。たらこ。
塩辛。かぼちゃの煮付け。
ほうれん草とベーコンの卵とじ。
切干大根。ブロッコリー。
これ、日曜日なんかに自分で作って、自分で盛り付けして、晩酌しているわけです。
おひたしとかナムルとか、刻み昆布の煮付けとか、鶏大根とか、大根と卵の煮付けとか、ポテトサラダとかマカロニサラダとか、角煮とか、ちょいちょい作っては、今日は五点盛りだとか七点盛りだとか、やっているわけです。
意外と、自己満足できますよ。

今年一年の総括by美和 [旅行・地域]

不況の中蕨屋は今年もたくさんの温泉めぐりをした。
こんな感じである。

1月.積善館山荘
2月.旅籠井仙
3月.ホテルヴィレッジ
4月.レイクサイドゆうすげ
5月.龍洞、塩原柏屋、金盛館せせらぎ
6月.ホテル清和園
7月.ぴのん
8月.船山温泉、湯本館
9月.なし
10月.大丸温泉
11月.船山温泉
12月.休暇村日光湯元、万葉亭

ずいぶん行った。お金も使った。

この中で一番印象深かったベスト3は
1位船山温泉
2位万葉亭
3位せせらぎ

船山温泉はわたしにとってナンバー1である。


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ガイドブックにも出てこない。子供、団体お断りの宿である。
料理もおいしい。甲州ワインビーフに岩魚のお造り&塩焼き。
でもこの宿でひとつ取り組んでほしいことは「デザート」
甘党の私にはデザートが少し物足りない。できれば改善していただきたいです。武井さん~おねがいします~。

2位の万葉亭。8000円ですよ!!
セルフサービスの宿なのでいろいろ制約もあるがそれを考えても安くて、おいしくて、部屋は2間続きだし。禁煙だし(タバコは外で吸える)。
万葉亭には本館の旅籠屋丸一、姉妹館のロッジガルニがある。3館ともセルフサービスで丸一は9600円、ガルニは8000円である。来年は丸一を検証してくるつもり。

3位のせせらぎ。ここは旦那いわくナンバー1だと。私も大好きな宿である。都合3回泊まった。でも高いのでそう何度もというわけにはいかない。でも部屋の窓から川のせせらぎ、掘りコタツ、きれいな部屋、おいしい料理。ここは誰がとまっても満足できる宿であろう。ああ、また行きたい。


面白かった宿は塩原の柏屋旅館。
絶景の貸切露天風呂があるが、建物はかなり古い。ゲゲゲの森だった。
ここはある人のブログで知って行ったのだがとにかく絶景でお湯もよく、しかし建物は古く料理はシンプル。
もう少しがんばればまたいってもいいかな的な宿。


もう多分行かない宿は、湯本館、清和園、ホテルヴィレッジ

安いところはやはりそれなりで失敗ってことも多い。


コストパフォーマンスでいい宿は、ぴのん、万葉亭。
ぴのんは今日ランチで行ってきた。改装工事中で工事が終わったら風呂ができるそうだ。来年あたりぜひにと思っている。

以上今年の総括でした。

大洗の「はまぐり屋」 [旅行・地域]

女房の実家が茨城の筑西市。
そこからひとっ走り、海でも見に行くかとドライブ。大洗海岸に向かう。
暇だったので、最近出来た高速初かわず、ちんたらと50号を東へ。

女房がハマグリ食べたいと言い出したので、どっかあるのと聞くと、「はまぐり屋」ってのがあるんだって。
そのまんまやないか。

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茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町1974-2。
うどん屋さんのとなりなんだけれど、外見が一般の民家風なので、カーナビで到着しましたと言われたけれど、どこどこ?と、周りをグルグルしていて、見つけた。

中はモダン。暗がりに和モダンな照明。

昼の「はまぐりコース」 3150円(税込み)を頂く。

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国産の大はまぐりは高い。スーパーに売っている、小さいのはみな、中国製ばかりで寄り付きがたいが、茨城の太平洋側で取れるのはドデカイ。
1つが拳大。浜の魚市場なんかで買っても、一個500円くらいはする。
昼はコースのはまぐり尽くしと、雑炊の2択。
せっかく来たんだから、コースを所望。

最初にアルコール無しの食前酒と、ハマグリのヒモの部分の肝和え。美味。
今度は、キモあえでつかったやつの本体部分を、酢で〆たもの。上手いが、ちょっと〆すぎで、しめ鯖の、あのすっぱさがあった。もうちょっと、抑えたら?

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大ハマグリの焼もの。
とっても美味! ほんと、美味い。焼くと表面硬くなるから、噛むのが難しいけれど、ヒモの部分をぺロッと食べて、本体を糸切り歯使って裂いてガブっと。中から磯ジュースが溢れる。
貝に残った焼汁もすする。 ああ、酒ほしいが、運転手なので、飲めず。
口直しのトマトサラダ。薄皮剥いでコンソメでさっと煮てに漬けたか?田舎にしては美味いトマトサラダ。

雑炊。これにも、巨大はまぐりが一個丸ごと入る。
最初、しいたけが入っていて、スープの味がしいたけ味。で、?となったが、最後のほうはハマグリのダシともあって、まあ、美味しかった。でも、ちょっと、変わってる。

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はまぐり釜飯。
コースは、雑炊か、釜飯か選べるので、1つずつにして両方を堪能。
釜飯大好き人間にはウケる。が、この釜飯の中には巨大ハマグリは入らず、ヒモとかのみで、潮汁に巨大ハマグリが入ってくる。雑炊で巨大ハマグリ食べた人には無し。潮汁は、ちょっと日本酒、きつかったというか、飛びきっていなかった感じもあった。好きずきだが。
最後はアイス。

岩牡蠣を食べたかったんだが、1800円もするので、やめた。
その代わり、阿字ヶ浦の魚市場で、観光客相手の、軒先で岩牡蠣ひんむいて生で食べさせてくれる出店にいって、いっこ500円のを食べた。大きさで400円、500円、700円とあったが、500円のでもでかすぎる。普通の牡蠣なら一口でペロリだが、岩牡蠣の巨大版は、ガブリ、ガブリ、ガブリと三度で食べる。
剥いて、ホースの水で洗って、レモンぶっ掛けて、そのまま食う。当たるかと思ったが、セーフだった。

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帰り、海でぼやっとして、漣見て、かえってきた。
何時も、山ばかり行っているから、たまには海もいい。

海といえば、ああ、磯原温泉の山海館、行きたくなった。
ここは海の絶景と、アンコウ鍋が最高、ただ、温泉はダメだけどね。

山海館の投宿記はコチラ